前回はブラジル債券を買ってみたお話をいたしました。
以前私が持っている新興国債券はブラジル債券だけだったのですが、他に利回りのよい商品がないか先輩に相談してみました。

最近投資信託の分配金などが貯まってきたのですが、使う予定がないんですよね。

しばらくそのお金使うアテがないなら高利回りの債券で運用してはどうかな。知り合いに債券に強い証券会社の担当者がいるので紹介するよ。

是非お願いします。
トルコリラ債券買って大損しちゃいました
証券会社の担当者をご紹介いただき、トルコリラ債券を購入してみました。いつもは投資信託を購入するのですが、現物の国債を買うのは初めてです。
国債は売出時に額面の100%の金額で販売、償還時に額面の100%で払い戻し、半年や1年に1度利金を支払ってくれる仕組みになっています。
既発債券はその時のニーズによって100円を割り込んだ金額で証券会社から売買されています。
為替リスクがなければ満期まで持っていれば確実に儲かるので買ってみるのも面白いかもしれません。
債券価格はその時の情勢によって変化しますので、新規の販売時だけでなく安いと思った時に既発債券を購入しても良いでしょう。
私は既発債券を2017年8月にトルコリラ/円 33.05円の時に単価104.50円で購入したのですが、結果は大損しちゃいました。
債券価格の計算方法は?
外債には2 つの価格要因があります。1つが債券価格、もう1つが為替です。
債券には金利と期間という2つのルールがあります。
2021 年10 月1 日にスタートした債券価格が100であれば満期も100 で償還します
株と違って議決権はありませんが、金利は必ず貰えます。
しかし、トルコの金利が上がれば既発債券の金利は満期までそのままですので債券価格は100から値崩れすることになります。
逆に金利が下がると金利の高い既発債券はお宝債券になりますので債券価格は100から上昇することになります。
最後の一年の債券価格は満期までほとんど金利をもらえませんので、ほぼ100 近辺で動く特徴があります。
トルコリラ債券のリスクと利回りの関係について
投資には様々なリスクがありますが、トルコリラ債権のリスクは次のようなものがあります。
| 為替変動リスク | 外貨で運用するもので、為替の変動で円の資産価値が変動するリスク |
| 金利変動リスク | 金利の上下によって債券価格が変動するリスク |
| カントリーリスク | 国や地域の政治情勢によって市場が混乱して価格が変動するリスク |
トルコリラ債券もブラジル債券と同じで高く、利回りは現地通貨ベースで15%弱(2021年10月現在)もあります。しかし為替の変動も大きいので円に換算した時の金額は大きく変動します。
トルコリラの為替は政情不安や中央銀行の政策によって大きく変動します。
私が買った当時は1リラ32円程度でしたが、最近は1リラ12円前後(2021年10月現在)で円に換算した価値は半値八掛け二割引きになるくらい大きく値下がりをしています。
リスクが高いものについては利回りが高い特徴があります。
成長が見込まれる場合は長期投資が基本ですが、リスクを取りすぎると利回りはすぐに吹っ飛んでしまいます。

わんちょさま、トルコリラ債券が大きく下がったのでご連絡させていただきました。

ええっ。なんで?

はい、大臣が辞めたので政情不安から大きく売り込まれる結果となりました。

どうしたもんですかね。

短気的に売りこまれていますが、利金がありますから長期で持たれても良いかもしれません。

じゃあ満期まであるのでそのまま持っておきますね。
その後も同じようなやりとりが何度もあったのですが、政情不安があるたびに大暴落となってしまいました。
その結果、満期償還で投資した資金の大部分が溶けてしまいました。
みなさん、リスクの取りすぎにはくれぐれもご注意ください。
まとめ
今回はトルコリラ債券を実際に保有したお話をいたしましたが、いかがだったでしょうか?
実物債券の価格や金利は、リスクとリターンの関係を反映しているとつくづく実感させられる値動きでした。
大暴落する可能性もあるのですが、お気楽な気持ちで投資してしまい、将来の生活費が随分溶けてしまいました。
みなさん教育資金など使用目的があるものは新興国通貨ではなくリスクの低いもので運用することをお勧めします。
最後までお読み頂きましてありがとうございました。

次回は賃貸併用住宅がおトク?メリットとデメリットについて解説いたします。お楽しみに。





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